DVDは現在主流の機器で再生できる便利な媒体です。
また、薄くて軽くて再生も簡単な非常に優れたメディアでもあります。
しかし、DVDを長期保存していただくにはいくつかご注意頂きたい点があります。
DVDの表面にキズがつくと、DVDから映像が読み出せなくなってしまいます。
多少のキズでしたらDVD再生機器自体にエラー補正機能があるため、問題ありません。
しかし、ひどい傷がついてしまった場合、ディスクに記録された映像全てが再生できなくなってしまいます。
DVDを取扱う時には、キズをできるだけつけないように、十分お気をつけて下さい。
なお、DVDが汚れてしまった場合は、専用のクロスもしくは柔らかい布で、中心から外側に向かって拭いて下さい。
円周にそって(レコードを拭くように)DVDを拭くことは、DVDの記録面に致命的な傷をつけてしまう恐れが
ありますので、絶対に避けて下さい。
DVDはレーザー光線を盤面にあてることによって、情報を記録しています。
ですから強い光をDVDに当て続けると、中の情報が消えてしまったり読み出せなくなってしまいます。
過去に行われたある実験では、DVD-Rに10日程度直射日光を当て続けると、中のデータが消えてしまった
という衝撃的な結果がでたものがありました。。
直射日光が当たる場所にDVDを放置することは絶対に避けて下さい。
また、熱を加えても記録素子が変化してしまうことが知られています。
高温となる場所に、大切なDVDを保管しないで下さい。
室内の、直射日光の当たず、高温にもならない場所に保管される事をおすすめします。
湿気が高い場所にDVDを放置すると、記録面が剥離してしまうことがあります。
DVDの記録面は非常にデリケートです。
DVDは湿気の少ない乾燥した場所に保存してください。
押入れなどに保存される場合には、乾燥剤等のご使用もご検討いただくと良いかも知れません。
当店で、DVDにコピーした後も、MiniDV・8mmビデオなどのマスターテープは永久保存する事をおすすめします。
これらの古いメディアは、再生機器もなくなりつつあり、またカビなどに弱い、さらにメディア自体の大きさ・重さが大きい等の欠点がある反面、シチューションによっては耐久性がDVDより優れているケースもあります。
DVDの場合は1枚のメディア全部がいきなり全て読み出せなくなることがあります。
しかし、テープの場合は、劣化はゆるやかで、一部が読み出せなくても、その他は読み出せる可能性があります。
マスターテープは永久保存しておくことを強くおすすめします。